40. Unknown domestic manners??

どこぞのSecond Life専門のSNSで、「この世界に存在する暗黙のマナー」なんてお話が載っていたのですが、そもそも不思議な気がします。
マナーってそもそも、暗黙のものであるうちはマナーではないと思うのですが。

私は以前にこんなことを書いたことがあります。

「ルール」はルールとして生まれてくるものではない。コモンな認知、認証を経て、ドグマが育ったものだ。

マナーとルールは性質が異なるものなのですが、概ねその場の成員の行動を一定方向に導き、規制するものと考えれば、概ね似た性質を持つものと考えて良いでしょうね。
それが「暗黙」であるというのは、結局「コモンな認知、認証を経」る以前のもの、ということで、そういったものがそのコミュニティに存在するのは、言い換えればそれはコミュニティ主宰者、もしくは声の大きい成員のドグマに過ぎないと考えればほぼ間違いありません。
「暗黙の~」と付いておかしくないものがあるとすれば、せいぜいがところ「了解」であって、マナーやルールの類がそうなっているのはたぶんそのコミュニティはなにかおかしい。ましてそれがSecond Life全体に通用すると考えるのは、よほど無差別攻撃で他人を罰していないと精神の平衡を保てない類の、哀れなやつの集まりなのでしょう。
私の経験上、こうした人種はGeneralレーティングの「初心者支援」と称するコミュニティか、レーティングを問わず「カフェ」と呼ばれる場所に多く生息しています。
私がこの世界にやってくるnewbie諸氏に出会うと、「初心者支援になんぞ行くな」と強調するのはこうした事情も踏まえているわけです。この種類のドグマ大好きちゃんに関わってもろくなことはありませんし、我々の"First Life"と異なって、こうした人種と関わりたくなければ、徹底的に関わらずに済ませることができるのも、Second Lifeならではのものですからね。

ああ、ちなみにこれはこの話題をSNSで提起した方を批判しているわけではありません。念のために、そこはよしなに。彼女(?)はそうしたマナーに扮したドグマの存在に「どうしたもんかな」と軽く悩んでいるようでしたので。

末筆なのですが、もし本当に「暗黙のマナー」というものが正当に存在するのだとしたら、Second Lifeにおいてはこれがそのひとつかもしれません。
「Landing Pointが設定されている場所では、Teleportで到着次第、その場から数歩動いて離れる」
こんなところでしょうか。


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