39. "A kind of dispossession"

このところ、ロクでもないことが起こりすぎました。一部は現在進行中で延焼中というざまです。くさくさした気分にどこかでケリをつけなければ、なもので、思い切ってヘッドを買い替えて、シェイプも顔については抜本的に新調することにしたのですが、問題は、今、メインアカウントは原因不明な停止中。
そんなわけで、こういう時に黄泉の国から帰ってくるのが旧メインアカウント。こちらをテストベッドにして、ちょっと大改造をしてみることにしました。

旧メインアカウントにおける私の顔は、もともとBento Headの導入時にこちらをテストベッドにして捏ねていったもので、昨年初夏以来ずっとCatWaのCatyaを用いてきたのですが、親しくしていただいている某Clubのママがやはり最近ヘッド導入した一件などもあって、CatWaの最近発売になった新作"Kittia"を購入してみたわけです。

CatWa "Kittia"商品写真
例によって使えなさそうな空気の漂う商品POPなのですが、ここしばらくのCatWa製品は、POPの顔立ちがなんだかなあ、な割に、初期の製品と比べると、シェイプの作り込みの段階で、「あ、案外いけそうじゃん?」という印象に変わってくるものが多いので、とりあえずは装着していじることしばし。
このヘッドの特徴は、割と強く吊り眼方向にバイアスのかかった目元の作り。口元はCathyとかLilloといった旧作に通じた感じです。このタイプの口元のヘッドをきちんとシェイプ作ったことがなかったので、なかなかの苦戦だったのですが、一応納得行く感じにまとまった状態が、冒頭のショット。
目元の吊りをいつもなら殺してしまうのですが、今回は持ち味として活かすことにしてみました。

私のおよそ9年間のSecond Lifeの中で育っていった外見のイメージは、2010年の冬場にLeagueというスキンメーカーの当時の新作だった"Jen"というモデルとの出会いで確立したもので、その後使ってきたスキンメーカーは変わっても、この時に出来上がった顔立ちのイメージを踏襲してきました。

2011年春頃の自画像
で、今回組み上がった顔は、その以前まで一回お話を戻して、Bento Head化させたような仕上がり、とでもいうのでしょうか。
実はこの2010年の秋冬に、私のSecond Lifeでの生の諸相が一変しまして、この時期以前は、"SM業界のヤンデレ気味な女王様"だったのが、"下町の下世話なレズいおねえちゃん"になっていってしまったんですね。恐らく素の自分に近い方向へと明確に舵を切った感じといいましょうか。
かといって、別にSMごっこへと戻ろうと思っているわけでもないんですけれどね。

とにもかくにも、今回触ってみてのこの"Kittia" Headの感想についてなんですが、とにかく口元が難しい。それから、目玉との相性が本当に難しい。旧来のCatWaの製品と較べて、顔の奥行き方向が、特に前サイドが長めになっている感じといえばいいのかな。なもので外部メーカーの目玉はものすごく綿密な調整が必要。とはいえ付属品の目玉は左右が固定の上に強烈な内斜視気味で調整も不可という代物。このあたりをどう考えるかで運用が変わるヘッドではないかなと。
スキンは相変わらずINSOLの"Mia"を使っています。結局CatWaと手が切れないのは、このスキンを使えるか使えないか、が大きいのかも知れません。

ともあれ厄払いに、お金とセンスをささやかに使ってみるのも、たまにはいいもの。

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