35. "I am who I am."

そう、以前はアドベントカレンダーなる場所にこうした記事を掲載したこともありましたか。それを思うとこの1年ずいぶん早く過ぎたものです。去年はこうした事自体を忘れ果てていたわけなんですが、少しは自分自身落ち着きを取り戻せたんでしょうか。
今回はそんなわけで、アドベントカレンダーには掲載せずに、テーマだけはあちらの内容に沿ってみましょうか。

at Neve 本店
これを書いている「私」と、アバターとしてSecond Lifeに存在する「私」。たまに自分にとってのアバターとはどういうものか、ですとか、距離のとり方、みたいなものについて尋ねられるのですが、私としてはまさに、"I am who I am."としか答えようがありません。まさに私自身であるとしか。
こういった心情は割にSL"住民"に共通する気持ちのようなのですが、どうも私はそういう意識が強いようですね。1st. LifeとSecond Lifeが自分の中で割と交錯した時に、なるべくどちらも等価に扱おうとしているような癖があるのは確か。実際SLに恋の相手がいるときは、1st. Lifeではそうした交際をしませんし。逆もまたそうなるかと思いますし。
これはたぶん1st. LifeとSecond Lifeでの私のway of lifeがかなり一致点が多いということも無関係ではないかもしれません。極端な話、生理現象に類すること以外はほとんど同じことしていますから。「同性愛者で、男性忌避で、職業写真家で、エロティックなものに関心強い女子」というSecond Life内での私のありようはそのまま1st. Lifeでの私でもあるわけです。

at 静島駅界隈
そのせいでしょうか、私のアバターというのは、良くも悪くも独特なアモスフェアを身にまとえているようで、このあたりはとても喜ばしいことじゃないかな、なんて。
ヘッド変えまくろうが、スキン変えまくろうが、やっぱり森薫というひとの精神的な体臭というか、そういうものを感じさせるアバターでいるようですから。
ことさら美人でもない私にとって一番の賛辞って、そういうことかもしれませんね。
で、そういう自分であるせいか、私の周囲にいてくれる人々も、ある意味で1st. Lifeにおけるペルソナを色濃く身にまとうアバターばかりで、話すにしても、撮るにしても、ラブアフェアを交わしあうにしても、ちょっと目を離せない。そういう人々と日々を送れるのはとても素敵なことだと、自分では思っています。

このあたりじゃないでしょうかね。Second Lifeがゲームという枠にも、広い意味でのクリエイターの砂場という枠にも収まりきれない、一種の醍醐味みたいなもの。その昔、Driscol Byronという先人(苦笑)が、Second Lifeを「むき出しの精神体が邂逅し、コミュニケートする場所」と喝破していましたが、私も大筋で同意しますよ。

私のライフワークといいうるテーマは"Made in SL"というものなんですが、これも、せっかく1st. Lifeのスピリットと同種な(あるいは精神的距離がごく近い)アバターの暮らす世界なら、その世界の事物もその世界の中に素材を求めたもので埋めていきたい、といったようなこと。
来年はその原点からぶれずに、色々と動いていきたいものです。





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