28. "How I live in this life."

さてもう10月にもなったわけで、きのこも美味しくなってこようかという今日このごろ。
またアヒージョでも作りまくろうかな、なんてスーパーマーケットから帰って来て考えつつPCの前に座りました。けれど、肝心のきのこを買っていないことに今気づいたところです。
私のHeadも無事にMoCap化を済ませました。当面これでやってくか、という程度には納得もできたので、まずはめでたし。とりあえずそのレビューは次回か次々回に書くことにします。

昨夜、友人と久しぶりに話していまして、ふと思い詰めたように彼女が言いました。
「ねえ、薫にとって、SLってどんなもの?」
その時私はこう答えました。
「そうね、 こうありたかった自分、こうなれたかもしれない自分と対面する場所。もしくはそうした自分を生きる場所。あるいはそういう自分と対決する場所、って言ったらかっこつけすぎかな」
ああ、かっこつけすぎですか?やっぱり。けれど私にとってのSLってまぎれもなくそういう場所です。
彼女はこうも言いました。
「わたしは、こんなこと言っていいのかわからないけど、SLは自由に物を作れるし、お洒落もできる、魅力的な場所で、SLは娯楽、それ以上に考えたこと、正直なかった」
"友人"なんて軽く書いたのですが、過去にはこの世界の中とは言え、少なからぬ交情をとりかわし、お互いを痴情にまみれ合わせ、一時は深刻にお互いに対する憎しみと愛惜に引き裂かれた夜を持った相手の告白に、いささか衝撃を受けながら、同時に少し安堵したようなところもあったのです。
少なくとも、彼女は私よりニュートラルな視点でこの世界を見ているようだから。

たぶん彼女は、今自分のこの世界でのway of lifeについて、こうありたいポリシーと、実際に置かれている環境との間に生じた軋轢で苦しんでいるのでしょう。必ずそういう事態になるよ、と実は以前にも警告はしたのですけれどね(ただし、その時は彼女のポリシーを異なったものとして捉えていたので、別に予測が当たったわけでもなんでもないのです)。
その軋轢の、私の眼に映っているもっと具体的な本質については、ここに書くのは遠慮しておきます。どうしたってSecond Lifeのある日本人コミュニティを非難する内容にならざるを得ないので。
私が彼女に言えることは、「自分が軋轢を感じて苦しんでいるという自覚があるなら、今すぐその場を離れなさい」ということ。そして「娯楽の享受者・消費者に徹しなさい」ということくらい。たぶんそれが彼女の最善の"how to live in Second Life"なのだと思うのです。楽しくやっていくに越したことなどないのだから。

翻って、私。
私にとってのこの世界での歩き方ですか?
さあ、どうしていきましょうか。
結局First LifeとSecond Lifeにいるふたりの私(なんだか多重人格めいた表現なのですが、こう書く以外に適する表現がないのです)を繋ぐものは、"同性愛"と"写真"。たぶんこのふたつのリングに忠実にやっていくことくらいしかないのだと思っているのです。あとはこの世界に時々吹く風が、フォローにせよ、アゲインストにせよ、日々の変化を生きていくこと。そこから生まれた表現を、丁寧に都度の完成に導くこと。

そんなことを考えつつ、今夜はなにをしに行きましょうか。

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