27. "Bankruptcy in Cosmetic Surgery"

のっけから「破産」だなんて穏やかじゃないことを書いていますが、いや、もうそういう勢いなのですよ。日頃から周囲には顔をいじりすぎることについて警告を発しているのに、自分がまたヘッドを買ったというのは洒落になっていません。けれど、それもまた女というものさ!なんて居直ってもいいですか......

過去に2個、CatWa製品を買ったということもあり、supply類が全て他のヘッドでは使いにくいものばかり。そういうわけで、今回は前回に"Koura"との間で迷って買わなかった"Kimberly"にしてみたわけです。


左から、私が使ったCatWaのヘッドの変遷なのですが、順に、Catya, Koura, Kimberlyと並んでいます。スキンはINSOLのMia。普段使いのもので、メイクは当てていません。
シェイプは自家製で、それなりにヘッドに合わせて最適化はしたものの、大筋では同じシェイプをマザーにして変遷しています。すべて実際に使っていたものの、CatyaとKouraは最終型、Kimberlyは現用を。
こうして見てみると自分なりに色々面白いことに気がつくわけです。

明らかにCatyaとその他ふたつでは、CatWaの想定する購買対象層が異なる感じです。Catyaは改めて見るとややfunnyなかわいらしさみたいなものを狙った感じになるのでしょうか。そのくらい印象が独特。あとこのメーカーのイメージを強烈なものにした、あのアヒル口もKouraとKimberlyには受け継がれておらず、やはりもうすこし普通の唇を、という要望は小さくなかったのかな、などと思ってしまいます。
眼がなんとなく大きい印象を感じるCatyaが、実はこの3つではシェイプの眼の設定サイズは小さいということ。そのくらいCatyaはヘッドとしての造形は大きく眼を見開いたものということで、やはり狙ったターゲットが洋式ロリータなのかなと。ちなみに造形的にこの中で最も目が小さいのはKouraで、恐らく西洋人が考えるところの東洋人顔を狙ったように思えます。このシェイプでは目の大きさを70くらいにしているのですが、同じパラメータを50前後で割り振っているCatyaとKimberlyとくらべてそれほど差がないのですね。

それほど印象に差がないように見えるKouraとKimberlyなのですが、結局乗り換えるに至った経緯は、斜め横からみたときの輪郭線がどうやっても私の顔の印象にまとまってくれなかったこと、にほぼ尽きます。ちょっと写真がないのですが、ざっくり印象を書くと、Kimberlyはなだらかなラインで顎に向かって細くなる輪郭なのに対して、Kouraは頬骨が高めにふくらんで、頬肉から顎のところで急激に細くなる感じというのでしょうか。どうもかなり丸顔に向いたウェイト付けがなされているように思えます。
別に今更クラシックヘッドの顔に似せようとは思わないのですが、長らく自分の顔から大きく印象を変えるのには勇気が要るものでね、ええ。
結局また一から練り直しになって、今自分の中での定着を待っている感じなのですが、果たしてどうなることやら。しかもここでちょっと気になるのが、CatWaもLaqに対抗してなのか、表情のMoCap化を図るのだとか。実際PVも公開されて、近日デビューが謳われています。現行のBento Head全モデルに導入ということのようですが、これだけウェイト付けの異なるラインナップをMoCapにするというと......多少の不安を感じてしまいます。
ただ、CatWaというメーカーは、新製品の登場時の完成度がそれほどでもない代わりに、割と改善はがんばるという印象が感じられてきたので、ちょっとこちらの動向も結論を簡単に出さずに見ていきたいところでしょうか。





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