25. "For a change of face" (Slight Return)

さて眠くなってしまって話をぶった切って、どこまでお話したやら。
ああ、そうそう。ヘッドを変えて悪戦苦闘、っていうようなお話でした。

"Day" (無修正デス)
たぶんこの"Koura"というヘッドは、ある種の東洋趣味から生まれたのかもしれない、なんて考えてしまいました。
Catyaはおろか、似た造形コンセプトから生まれた(少なくとも口元は)と思われるKimberlyと比べても眼の周辺の造形がかなり異質。クラシックヘッドでの数字取りの原則的なものが全く通用しません。特に横顔をまとめるのに、頭蓋骨の調整と眼の調整を一緒に見ていかないと、とんでもなく平ぺったい顔に仕上がってしまう、というのがわかりました。
そうこうしていくうちに、出来上がってきた顔は、その時妙に無表情に感じられたわけです。
ここで前回の「見慣れる」って大事というお話に戻ってくるわけですが、実際Catyaというヘッドは造形がややfunny face気味なのですが、それゆえのある種の茶目っ気というか、華やかさがあることに気付かされます。ある方向で顔立ちがリアリスティックになったKouraにはそれがない。そこがある種の無表情さに映ったのかもしれません。

"Night" (無修正デス)
そうは言うものの、せっかくアヒル口ではないヘッドを手に入れ、しかもCatya一極集中な折柄、このヘッドを使いこなせば、似てきてしまいやすいメッシュアバターの差別化を図るのも難しくなさそうです。
ではこの口元のニュアンスの乏しさ(と思えるもの)を補うとしたら......
結局筆者が考えたのは、細かな口元のアニメーションを数多くZHAOに突っ込んで、CatWa製表情アニメと並行して動かす、というものでした。
CatWaの付属品のアニメも悪くないのですが、少し表情が大きく動きがちものばかりなもので、その間を補うような小さな口の動きを挟むわけですが、そういったアニメの秀逸なものを手に入れたものの、リネームできないためにCatWaの表情Hudに入れられない*という問題が発生。そこをクリアするためにZHAOを2つ用いて、身体のアニメと口元のアニメを個別に出すという強引な手法で問題をクリアしています。

さあとにもかくにも、自分がまず見慣れないことには。
無理矢理にも人の視線に晒されれば、きっと少しづつまとまって来るんではないかと期待しつつ。

筆者註* CatWaの別売りのアニメーションHudはよくできているのですが、中に仕込むアニメがリネーム不可だと、入れることはできても、アニメを認識しないために作動させられません。

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