4. "Some dance to remember."

on idle time.
さてちょっとここ数年わらじを脱いでいるお店のことでも。
もっともこういう表現が当てはまらない程度に、"PRECIOUS"というお店と私は強い関係にあるとは言えるでしょう。公式にこちらの美術関連を引き受けるようになったのは開店1周年の2014年初夏からなのですが、オープニング告知を手がけたり、散発的に折々でお仕事はしましたし、もともとこのお店の前身ともいうべき"Club MK"には、最後の半年~1年くらい、外部スタッフとして関わっていたこともありましたので、元々それなりにご縁はあったわけですね。
Kazumi a.k.a. The Mitch
このお店の開店当時(2013年)には、私はcossette'というショーハウスと関わっていたこともありましたんで、あまり力を割けなかったというのもあったなあ。

私が関わりを持ってしまうくらいだから、相当クセのあるお店ですし、スタッフもアクの強い愉しさを持ったメンツが揃っています。出演DJも腕利きで尖った人種が名前を連ねています。そこいらはかなり出色じゃないかと。

私が手掛けた時に、特にお店に断りを入れずに押し出したのが、ある種のPop Musicが持つ「ヤバさ」といったものを少し前に出せないかという方向。前身だったClub MKがストリップティーズからディスコティークに転業したという背景から、そういう空気感と馴染みやすいというのもあったんですが、昔言われた「ロックなんか聞いてると不良になるぞ」なんて空気というんですか。ある種の不健全でいびつな輝き。そういうもんをスパイスに置いておきたかった、といったところでしょうか。
Layra & Mitch
今は親御さんが子供にエレキギターねだられて買ってあげるなんてことが割にあるそうですから、時代はいわゆるひとつのチェンジをしたってことでしょうか。私の少女時代にはエレキギターを欲しいなどと口にしようものなら勘当覚悟な世界だったのに。
そういうね、ある種の不健全なかっこよさ。そういうものが欲しかった。
だから、Second Life的には"Mature"レベルのカタギ向けショップ(もっとも"mature"って言葉の意味考えれば、今のSecond LifeにはMatureなんてもんは厳密には存在していませんけれどね)でありながら、ステージ周りの美術には当たり前に女子のヌードがぽんぽんと使われていたりします。Pop Musicってのはエロくてうさんくさくて不健全なんだよっていう、往年のロック少女の屁のつっぱりみたいなものだと考えてもらえばよろしい。
そんなこんなしつつ、スタッフはみんな結構店のない日も適度な距離感でまったりつるんでまして、そういうところもまあなんというかSecond Lifeのコミュニティにおける美しい部分なんではないかな、なんて思っている次第。

興味おありなら、お出かけになられてみては?ただし、断じて万人向けではありませんよ?



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